自販機業界の中で”あるある話”であろう、困った出来事の一つが、

お金投入口に、自販機に対応していないものを入れられてしまうということでしょうか。

つまり、お金を入れるところに”異物”を入れられてしまう。

これは本当に困ります。

次のお客様がお金を入れられたときに、その”異物”が邪魔してお金が詰まり、結果買えなくなってしまうのです。しかし、実に様々なものを入れられてしまいます。

例えば…自販機のお金投入口に、

①硬貨投入口に葉っぱを入れられる。

これはよくあることです。枝も多いですね。

ちなみに小学生の通学路に設置してある場所で多く見られます。

大変困ることですが、少しほほえましくもあります。

お金以外のものでジュースが出たら…なんて子どもの頃は夢みましたよね。

純粋な気持ちが何だか伝わってきます。

もう少し上の年代辺りになると、葉っぱからガムの捨て紙になったりするんですけどね。

②1万円札を入れられる。

ほとんど入れられることはありませんが、まれにあります。

入れ間違えられたのか、対応していないことをご存知なかったのか。

いずれにせよこれは我々が悪いのです。

構造上と防犯上、どうしても2千円札以上のお札は自販機では使えないようになっております。

ですので、我々人間には1万円札なんてジュース何本買えるんだの世界ですが、自販機にとっては1万円札もテストの赤点用紙も同じ”異物”扱いとなってしまいます。

③万馬券!(下画像)

もう完全に大人の仕業ではないですか。

ちょっと夢見て当たり券じゃないかなんて調べちゃいましたよ。

もちろん完璧な外れでした。

「自販機は換金所ではございません。ましてや外れ券など…。」なんて書かねばならないのかーいなんて会社内でちょっと盛り上がったじゃないですか。

…なんて笑い話にしておりますが、当然お金以外のものを入れることは威力業務妨害罪、機械が故障してしまえば器物損壊罪となります。立派な犯罪です。

何より次のお客様方がお困りになります。

爪楊枝やたばこの吸い殻が入れられることも多いんです。

せめて大人は止めて欲しいなあと思う、今日この頃です。