休みが明け、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
来年のゴールデンウイークこそはあちらこちらで人がにぎわっているくらいに終息していてほしいものですね。

さて、今年はオリンピックイヤーでございますが、果たして
開催はどうなるのでしょう。

オリンピックといえば、なんと弊社会長は、柔道でオリンピックに出るのでは
ないかと言われるほどの選手でした。

先日聞いた話ですが、会長は柔道の先生からも
「お前は強いから絶対に人に手を出すな」と言われていました。
なので自分から喧嘩を売ることはなかったそうです。

そんな中学生活を送っていた会長は、ある日同じクラスの男子2名に
突然うしろから頭を殴られたことがあったそうです。
そしてその…、会長は「なにをするんだ」と言いながら速やかに対応をし…
つまりは早い話殴られたお2人をボコボコにしたということですが、
(昔の話です。コンプライアンス的にアレしていたらすみません。)
担任の先生が、
『どうして成松(会長)を殴ったんだ?』
と聞いたところ、その生徒たちは
「2人でいきなり襲えば勝てると思った。」
と答えたそうで。
それを聞いた先生は、
『成松に喧嘩を売るバカがおるか。』
とおっしゃったそうです。

ではどうして、そんな会長がオリンピックを諦めたのでしょうか。

実はこんなことがございました。
会長が柔道の強化選手になる頃、部活中に池を泳いでいました。
その時、池に『ヘビ』が現れ、そのヘビは会長を追いかけるように背中の上を泳いできたそうです。
ヘビが大嫌いな会長は、それはそれは驚いて、驚いた拍子に
腰をグキッ!

はい。これが会長が選手生命を奪われた瞬間だそうです。

あの時ヘビがいなければ…。
よく練習のし過ぎだとか、試合中にケガでという話はよく聞きますが、
まさかヘビでオリンピックを諦める人はいるのでしょうか。

その話を聞いたときは嘘みたいだと思わず笑ってしまったのですが、
強化選手にまでなってこれからというときに、夢を諦めた当時の
会長の気持ちを思うと、やるせなくなりました。
事実、『俺もこのオリンピックに出れていたのに。』と悔しくて、
当時は聖火リレーを見ることが出来なかったそうです。

そして現在、去年甲子園がなかったように、思いがけないところで
夢がかなわなかった経験をされた方もたくさんいるのではないかと
思います。

弊社会長は、柔道を続けられていれば今頃この会社を起ち上げることなく
全く別の道を歩んでいたことでしょう。
「諦めなければ夢は叶う。」なんて言いますが、どう頑張っても叶えられないこともあるよなあ、と会長の話を聞いていると思ってしまいます。
ただ、「諦めなければ夢が叶うこともある。叶う叶わないというより、
夢を叶えようと頑張った経験がすごい。」なあと私は思っています。

何か諦めそうになっていらっしゃる方に、どうか明るい道が照らされますように。

ちなみに私が学生の頃、何かを諦めた瞬間といえば、気になっていた人の前で
大笑いした拍子にものすごい勢いで鼻水が出た時です。
相手には爆笑されるし、授業中で先生には怒られるし。
この恋路とともに人生も諦めようかと思いました。
人生は諦めなくてよかったです。

なんだかんだでそのうち明日は来るものですね。